20代調理師の平均年収は250万円で給料少なすぎ夢も抱けない現実

料理人のイラスト
見習い料理人
見習い料理人

調理師ってあり得んくらいきついのに給料少なすぎ!

「料理の勉強できるからいいや」って思ってたけど将来のことを考えると不安だな。

結婚もしたいし、子供も欲しいし、将来どうなっちゃうんだろう?

調理師ってみんなこうなのかな?誰か教えて?

といった疑問を解決します。

20代の調理師は平均年収300万円にも届きません。

年齢年収月額給与ボーナス
20~24歳210.0万円~240.0万円15.0万円60.0万円
25~29歳220.4万円~270.4万円16.9万円67.6万円
30~34歳210.0万円~310.0万円19.4万円77.5万円
35~39歳216.8万円~320.8万円20.1万円80.2万円
40~44歳239.5万円~360.5万円22.5万円90.1万円
45~49歳281.8万円~403.8万円25.2万円100.9万円
50~54歳322.6万円~432.6万円27.0万円108.2万円
55~59歳319.0万円~429.0万円26.8万円107.2万円
60~65歳192.0万円~429.0万円18.3万円73.0万円

引用:https://heikinnenshu.jp/cook/ryorinin.html

こちらは、調理師の給料を、厚労省が統計としてまとめたものです。

給料が安すぎて絶望してしまいますね。

ちなみに、個人のお店になるとボーナスがないところもあるので、年収200万円にも届かない若手料理人が多いのではないでしょうか。

実際、僕自身もオーナーシェフがやっているイタリアンレストランで働きましたが、年収200万円にギリギリ届くかなってレベルの年収でした。

ちなみに、福利厚生が整ってなかったので、住民税などは自分で払っていたので、実際の手取り額はもっと低かったです。

この平均年収よりも給料がさらに低い場合は、転職をすることをおすすめします。

20代調理師の平均年収は250万円時給換算すると435円

続いては、調理師の給料を時給換算してみたいと思います。

20代料理人の平均月収を、だいたい17万円としましょう。

それに加えて、調理師は長時間労働を課されます。

僕はオーナーシェフが経営するお店で働いていたのですが、週休1日で朝の9時から24時まで仕事、これがあたかも当たり前かのごとく働かされていました。

なので、1日の労働時間は15時間、一ヶ月の休みが4日なので月26日労働です。

これを計算していきます。

15(時間)×26(日)=390(時間)

170000(円)÷390(時間)=435(円)/(1h)となります。

時給435円で、あんなにしんどい思いをしながら働いていたのかと思うと、悲しい気持ちになりますね、というより過去の自分を尊敬したくなります。

20代調理師の時給は500円以下

住民税などは自分で払っていたので実際はもっと安いかも

オーナーシェフの店はボーナスなんてのは基本ないです

40代後半になっても年収200万円代

40代後半になっても料理人の年収ってほとんど上がらなくて、年収200万円代の人もいるということに驚きを隠せません。

調理師の人生、夢も希望もあったもんじゃないですね。

けれど、料理の世界は実力主義の世界なので頑張ればもう少し給料はマシになります。

他人よりも3倍も4倍も努力すれば、こんな底辺な生活をしなくて済むはずです。

もうひとつは、『働き場所をどう選ぶか』という事が最重要視されてきます。

ホテルに勤めるなど、大元がしっかりしている会社に勤める事ができれば、生活はかなり安定するようになるでしょう。

ボーナスもしっかり出ますし、昇給もしていく、退職金ももらえるので、安定した生活をしたいなら間違いなくホテル一択です。

長く勤めて実績を残せば残すほど、役職にもつけるので給料もよくなっていく事でしょう。

40代になっても年収200万円代の人がいるという事実

福利厚生がしっかりしている会社に勤めていればそんな事にはならない

安定した生活を送りたいのなら、職場選びが最重要

給料が少なすぎて将来に夢も希望も抱けない

料理人として働くだけでは、過酷な労働を強いられ、オーナーの奴隷として永遠と働く以外に道はないので、将来に夢も希望も抱けないでしょう。

けれど、そこから抜け出す道があります。

自分がシェフとして、人の上に立って働くという事です。

年齢平均年収平均月額給与ボーナス
20~24歳285.0万円17.8万円71.3万円
25~29歳355.0万円22.2万円88.8万円
30~34歳390.0万円24.4万円97.5万円
35~39歳445.0万円27.8万円111.3万円
40~44歳500.0万円31.3万円125.0万円
45~49歳560.0万円35.0万円140.0万円
50~54歳600.0万円37.5万円150.0万円
55~59歳595.0万円37.2万円148.8万円
60~65歳405.0万円25.3万円101.3万円

引用:https://heikinnenshu.jp/cook/chef.html

こちらは、シェフの年収と月給、ボーナスを厚労省が年代別にまとめたものです。

料理人の給料から一気に見栄えが良くなりましたね。

料理人として成功するパターンとして、

見習い料理人として修行を重ねる→ある程度力がついたらシェフに→自分の店を持つ

といった流れがあるかと思います。

料理人として成功を目指すのなら、このパターンで行くのが王道でしょうし、これが一番の近道になります。

けれど、自分の店を持つということは、誰かの下で働くよりも何倍も大変だということを心得ておく必要があるでしょう。

店を持っても10年後営業している割合はわずか1割

念願の自分の店を持ったとしても、一年以内に廃業する店は35%、さらに3年以内に廃業に追い込まれる店は7割を超えるそうで、飲食業界で生き残っていくのは至難の業ともいえるでしょう。

考えることは常に店のことだけ、店を継続させるために自分の全てを注ぐ気持ちで挑まないと、成功への道は遠いです。

では、なぜ飲食店を経営し続けることは難しいのでしょうか?

理由は多々あります。

参入しやすいため、店舗数が多く競争が激しい

初期費用が高い

飲食は飽きが発生するため、時代の流行に左右される

口コミ次第で店の評判が決まってしまう

座席数が決まっているので、回転率勝負

立地で売り上げが大きく変わる

人手不足、若手が育たない、育ってもやめてしまう

経営力と料理の腕があることは別の話

全てのことを一人でやろうとすると、相当な労力が必要になります。

しかし、人を雇っても一人前に育つまで時間がかかる上に、労力も必要になります。

飲食の世界は、厳しいですからね、耐えられない人間がほとんどです。

それならば、全て一人でできる規模の店を経営した方がいいのかもしれませんね。

希望や夢を抱けないのなら転職もあり

僕は先輩から殴られた事をきっかけに、飲食業界に絶望したので転職をしました。

詳細は↓から

福利厚生がしっかりしていて、労働環境が整っているだけで、生活はガラリといい方向へ変わります。

生活に余裕ができ、表情が豊かになり、自然と笑えるようになりました。

一番の変化は、景色が綺麗に見えるようになったということです。

過酷な労働を行なっていると、知らないうちに感情が薄れ、もともとあった自分の能力もどんどん下がっていっている場合があります。

やめることは悪いことではないので、自分の身を守るためにも、早めの決断を取ることをおすすめします。

あまり遅くなると、どんどんやめずらくなって、がんじがらめになり倒れるまで奴隷として働くはめになりますからね。

ちなみに、飲食業界専門の転職サイト、というものが今力をつけてきています。

飲食業界専門の転職サイトはこちら
【飲食店特化の転職支援フーズラボ・エージェントbyCuolega】

フーズラボの特徴として、キャリアアドバイザーさんがついてくれる、というメリットがあります。リアルな情報を届けてくれたり、具体的な相談にも乗ってくれるので、転職活動が初めてで「どうしたらいいのかわからい」という方にオススメです。

また履歴書の書き方や、添削も行ってくれるので安心して任せることができます。

僕は転職に成功して、人生が幸せなものに変わりました。

けれど、転職活動は必ずしもうまくいくとは限りません。

転職しても不満は必ず付きまといます。

後悔のない人生にするためにも、しっかりと吟味した上で転職先を決めましょう。

先に仕事を辞めてしまうというのも、1つの手かもしれませんね。

これで20代料理人の平均年収は250万円で将来に夢も希望も抱けない現実を終わります。

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