料理人になるには資格は必要なし!有名シェフほど持っていないこと多い

ハンバーグを持った料理人
そばだんごちゃん
料理人を目指す人

料理人ってカッコいいし、美味しいもの作って、お客さんに喜んでもらって、お金もらえるなら凄く良い仕事だよな。

俺も自分の店出して有名なシェフになってみんなに喜んでもらえる料理を出したい!

そんでお金たくさん稼いでやるぜ!

けど、料理人ってどうやってなるんだろう?

資格はいるのかな?やっぱり修業はしなくちゃいけないのかな?

どうやって仕事を探したらいいんだろう?

誰か教えて・・・

といった疑問にお答えします。

本記事の内容
  • 料理人になるには資格は必要ありません
  • 資格よりも料理人として生きていく覚悟が必要です
  • 資格があっても体力がなきゃ続きません

この記事を書いている僕は料理経験6年ほど。

料理学校を2年間通ったのち都内有名ホテルに就職し、2年間働いた後に個人で経営している小さな有名レストレンに就職して2年間働きました。

料理経験のない人は、「料理人になるにはどうしたらいいの?」「就職活動はどうしてるの?」という疑問が浮かんでくるかと思います。

一言でいうと、料理人には誰でもなれます!

料理経験が無くても大丈夫ですし、資格なんてもちろん必要ありません!

基本的にはどこも人手不足ですし、下手に変な癖や仕事のやり方が身に付いているならば最初から自分の店で働いてもらって基本から学んでほしい、という意見すらあります。

やる気があって、若い人材ならば、手が足りなくて困っているので人が欲しいというところがほとんどです。

ただ、経験のある人が欲しいという店もあるので、すべての料理店で働けるという保証はありません。

この記事は一流の料理人を目指しているあなたの参考になります。

料理人になるにはどうしたらいいの?

料理人になりたい人には是非伝えたい。

料理人になるには資格は必要なし!

立派な料理人になるには、現場で働き始めて、ひたすらに技術を習得していくしかありません。

資格は必要ありません

魚をさばく練習をしている風景

個人の有名なお店に関しては調理師免許必須、とうたっている所はほぼほぼありません。なんならその店のシェフが調理師免許を持っていないことすらあります。

ただ、大きいホテルや、食堂とかになってくると調理の免許があったほうが就職活動が有利になる場合もあるので取っておいて無駄というわけではありません。

けれど、一流の料理人になるんであれば店で働いたほうが圧倒的に早く技術が身に付きます。

調理師免許をとっている暇があるなる、今すぐに現場で働いて技術を身につけましょう。

料理人として働くのに資格は必要ありません。

むしろ有名なシェフほど資格は持っていません。

調理の学校は行かないといけないの?

調理の学校に行かなければいけない、ということは全くもってありません。

技術を手っ取り早く身に着けたいのであれば、調理の学校には行かず、今すぐにでも一流と呼ばれるシェフの下で働き始めてください。

調理の学校では基本的な料理の技術、栄養学、フランス語、学校によって違いますが料理に関するあらかたのことは教えてもらいます。

死ぬ気になってすべての授業に取り組めば財産になることは間違いないです。

けれど、やはり学生のうちは遊びたいもの、なんとなく調理の学校に来たという人がほとんどです。

僕も遊び気分で学校に通っていたので、学校で学んだことを現場で活かす機会はあまりなかったと思います。

けれど、最低限の包丁技術を身に付けることは出来たし、長期休みの際は海外へ旅行したりと、とても貴重な経験ができたので、はっきりとした目的があるのであれば学校に通うのもありだと思います。

ただ、今すぐにでも本気で料理を勉強して、技術を学びたいのであれば今すぐにレストランで働いでください

どうやって就職すればいいの?

①食べにいって直接お願いする

② お店のホームベージでチェック

有名でもシェフ個人でお店を経営しているとなると就職の案内を出していないお店も多いです。

じゅあ、どうやって就職活動すればいいんだ?ってなりますよね。

そんな時は、一度働きたいお店の料理を食べに行ってみてください。

料理を食べ終わったら、「ここで働きたいんですけど、人は募集していますか?」聞いてみてください。

そんなことを言ってくる人滅多にいないので、それだけで「やる気があるな!」と好印象です。

僕は、神戸で働きたいな、と思ったことがあって、神戸の有名なイタリアンを食べに行って、そこでお願いをしたことがあります。もうそれは緊張して緊張して、豪華な料理なのに、食べても味がよくわかりませんでした。そこでは断られてしまったのですが、良い経験をしたな、と今でも思っています。

また、HPで人員募集をかけていることもあるので、お店を調べてみるのもありかと思います。

ですが、やはり必要なのは熱意と若さです。

20代前半でやる気があるハキハキとした子なら、それだけで雇ってみたいなと思わせることができます。

あなたの熱量をぶつけてみてください。

就職できるかは、あなたの熱意と説得次第です。

やる気を見せれば働ける確率かなり高いです。

今の若い子はみんなすぐにやめていってしますので、やる気のあって芯がある子ならシェフのお眼鏡に適うかもしれません。

調理師免許はどうやってとるの?

ちなみに調理師免許はどうやってとるの?といった質問にお答えします。

調理師になるには2通りの方法があります。

1つは調理の学校に通う方法です。

最低でも1年間しっかりと勉強してすべてのカリキュラムをこなせば、卒業証書と一緒に調理師免許をもらうことができます。

もう一つは飲食店で2年以上働いて調理師免許を合格する方法です。

僕が見てきた感じだと仕事のできる料理人のほうが調理の学校に通っていないイメージがあります。シェフにもよく「料理の学校になんか通ってたから仕事ができねぇんだよ」と怒られました。

逆に料理人の調理の免許を持っている人で、ちゃんと学校に通って調理師免許をとったという人のほうが少ないのではないでしょうか。

というか、遊び気分で学生生活をしてしまうと、現場とのギャップの差に驚いてやめてしまう人が多く、せっかく学校に通って調理師免許を取ったのに調理の世界から離れてしまう人のほうが多いんですよね。

実際に僕の同級生で、今でも料理の現場で働いている人は50%くらいです。

調理師免許の試験の合格率は65%ほど。10人受ければ6人は受かる程度の難易度なので勉強さえしておけばそれほど難しくはありません。

試験内容は、食文化論、衛星法規、公衆衛生、栄養学、食品学、食品衛生学、調理理論。専用の本を購入して数か月ほどみっちりと勉強をすれば受かることができます。

調理師免許を取る方法は2つ

①調理の学校に通う

②現場で二年以上働き、調理師免許の試験を受ける

資格よりも料理人として生きていく覚悟が必要です

魚を三枚おろしに練習している風景

憧れの調理場で働き始めることができた!

といってウキウキとした気持ちで働くことができるのはとても良いことです。

けれど、調理の仕事は長く続けていくのがとても大変です

。普段目にする華やかな仕事なんてのはごくごく一部分。ほとんどは地味な単純作業が続きますし、できない人間は食材にすら触ることができません。

なんなら「最初のうちは怒られるのが仕事だ!」と言出だすくらいです。

最初に持った「料理が好き!」「一流の料理人になりたい!」といった、初心を強く持ち続けることが長く続ける上で大切になってきます。

99.9%の仕事はしんどい

料理の仕事ってのは一流の現場であればある程きついです。求められるレベルが高いので、なぁなぁ仕事をしていると、締め出されます。

プレッシャーのかかる現場で常にピリピリとした雰囲気で皆仕事をしているので、精神的なストレスは計り知れないものになります。夜は眠れないのは当たり前ですし、手が震えたり、瞼がぴくぴくするのはもう日常的です。

そういった、自分との戦いに勝って仕事をする強い精神力が必要です。また、弱気な人間を見ていると周りの人間はイライラするので攻撃対象にされやすいです。

強気な人間のほうが料理の世界には向いています。

続けていくには料理が好きという気持ちが大切

料理が好き

その気持ちがすべての原動力になります。どんな理不尽なことを言われても、料理がすごく好きなら続けていくことができます。

シェフや先輩たちの口癖がいつもこれでした。

「こんなにしんどいのにどうして料理の仕事を続けていけるのか分かるか?料理が好きだからだよ。じゃなきゃ今まで料理続けてねぇよ」

料理が好き。

料理人にとってこれがすべてです。

資格があっても体力がなきゃ続きません

賄いで作ったクリームパスタ

一流のシェフはみんな体力お化けです。

50間近だったシェフは朝から晩までみっちり働きまわっても、仕事が終わってから普通にワインを一本飲みきります。

夜12時からでも全然飲み始めるので、シェフが帰るまで帰れない若い人間は最悪でした。

それくらいにできる料理人というのはパワーに満ち溢れています。

睡眠時間がいくら短くても次に日には元気にやってきます。

若いから寝なくても平気だろ?と思っているあなた。

毎朝8時の起き夜の1時近くまで働いて家に帰ったら寝るだけ、夜はストレスでなかなか寝付けない。

こんな生活が続くと必ず身体がおかしくなります。

それに耐え続けていくうちにだんだん慣れてくるんですが、だいたいはここでやめてしまいます。

なので体力は絶対に必要です。

また、睡眠時間が短いと本来の力を発揮できないという人が中にはいます。

僕もそうでした。眠くて頭が働かなくて、めちゃくちゃ苦労しました。

努力でどうこうできる問題ではないので、早めに区切りをつけるのも手だと思います。

ちなみに給料なんですが年収240もいかないようなレベルです。

まぁ自分の時間はほぼ無いのでお金なんてそんなに必要ないのですが、30になっても芽が開かなくて将来どうしようもなくなる前にはしっかりと区切りは付けるべきだと思います。

料理人は覚悟の強さがすべて

ティラミス

最終的には強い覚悟を持っているかどうかが一流の料理人なるかどうかを決めます。

料理人として1年2年と働くうちに様々な体験をすると思います。

そのほとんどがしんどくて悲しいものなので、辞めたくなることが毎日のようにあるかと思います。

けれど強い覚悟があればすべてを乗り越えられます。

結局のところ僕には強い覚悟が無かったので中途半端なまま終わってしまいましたが。

ただ暴力を受けた場合は本当にすぐにやめることをおすすめします。

この記事を読んで一流の料理人を目指そうと思っている方のことを心から応援しています。身体と心に気を付けて頑張ってください。

これで、料理人になるにはどうしたらいいの?資格は必要ありません!を終わります。

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