煉獄杏寿朗は炎のような髪色の明朗快活な青年で、炎柱の二つ名を持つ剣士。
炎柱として、下弦の壱の討伐を命じられ炭治郎、善逸、伊之助と共に無限列車へ乗り込みます。
「だから柱であるオレが来た!」
かっこいいなぁ〜!
その後、上弦の参である猗窩座との戦いで、煉獄杏寿朗は死亡してしまいます。
しかし、煉獄杏寿朗が託した鬼殺隊としての誇りは、最後まで炭治郎たちに受け継がれていくのです。
短い登場でしたが、鬼滅の刃好きには煉獄杏寿朗のファンが多いはず。
煉獄杏寿朗について深く考察していきたいと思います。
煉獄杏寿朗の初登場シーン
煉獄杏寿朗の初登場シーンは、6巻の44話「規律違反」です。
アニメでいうと、22話。
柱が一挙揃い踏みするシーン。
この時のインパクトは、まさに衝撃的でした。
ネット上でも、
「絵面の強さがハンパない!」
「一堂に介した柱たち、壮観すぎでしょ」
「原作でも大好きな柱登場シーン、アニメになって鳥肌が立つくらいカッコいい!」
https://ddnavi.com/news/562483/a/
これから鬼滅の刃をどう盛り上げてくれるんだろう?
想像すると、ワクワクが止まらなくなりますね。
ちなみに、煉獄杏寿朗の最後のシーンは66話「黎明に散る」でした。
短い間しか登場してないのに、インパクトが強すぎですよ、杏寿朗さん。
煉獄杏寿朗の初めての言葉
煉獄杏寿朗が初めて言葉を発したのが、6巻の45話。
裁判にかけられた禰豆子の処遇をどうするか?というシーン。
裁判の必要などないだろう!
鬼を庇うなど明らかな隊律違反!
我らのみで対処可能!
鬼もろとも斬首する!
鬼滅の刃6巻より
目がぎょろっとしていて、ハキハキとヤバいことを言うイかれた奴。
って言うのが、アニメを初めて見た時の印象でした。
今思うと、まっすぐな性格がしっかり出てて煉獄さんらしいな、と思いますね。
煉獄杏寿朗が死亡した最後の戦い
鬼滅の刃劇場版【無限列車編】で、煉獄杏寿朗は死亡してしまいます。
「まさか煉獄さんが死んでしまうなんて!」
と、ショックを受けたファンも多いはず。
下弦の壱 魘夢えんむとの戦い
下弦の壱である魘夢は、夢を操り精神の核を破壊することで、人々を廃人にしてしまします。
煉獄杏寿朗も魘夢の罠にかかってしまい、眠りに落ちてしまうのです。
実際に、煉獄杏寿朗の精神世界は、熱い炎が燃え盛る世界でしたね。
その後、炭治郎と伊之助が下弦の壱である魘夢を倒します。
その間、煉獄杏寿朗は200人の乗客すべての命を守り抜きました。
現状を把握する能力が高く、的確な指示を与えるリーダシップも持ち合わせていたからこそ出来たことなのでしょう。
上弦の参 猗窩座あかざとの戦い
下弦の壱 魘夢との戦いが終わり、ホッとしたのも束の間、突如として上弦の参の鬼である猗窩座が現れます。
猗窩座は、純粋に強さのみを求める鬼。
強き者は思考の領域を目指すのが理
「すでに思考の域に達している
お前も鬼にならないか?」
鬼滅の刃
弱者を徹底的に忌み嫌っており、「お前も鬼にならないか?」という問いから、強者である煉獄杏寿朗のことを強きものとして認めていることが分かります。
しかし杏寿朗は即座に答えます。
「ならない。
老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。
老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ。
強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない
君と俺とでは価値基準が違う
俺は如何なる理由があろうとも鬼にならない」
鬼滅の刃
この言葉に、煉獄家の誇り高き教えが色濃く出ているんです。
ここから猗窩座との戦いが激化していきます。
最強クラス同士の技の応酬。
かっこよすぎるんですよ、猗窩座も煉獄杏寿朗も。
受け継がれる炎柱としての誇り
猗窩座との激戦の末、煉獄杏寿朗は瀕死のダメージを受けてしまいます。
「もう自分は死ぬのだから喋れるうちに聞いてくれ」と言う杏寿朗。
はじめに、父である煉獄槇寿郎と弟の煉獄千寿朗に遺言を残します。
「それから竈門少年、僕は君の妹を信じる。
鬼殺隊員の一員として認める。
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ、歯を食いしばって前を向け。
君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。
共に寄り添って悲しんではくれない。
俺がここで死ぬのは気にするな。
柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ。
柱ならば誰であっても同じことをする、若い芽は摘ませない。
竈門少年、猪頭少年、黄色い少年。
もっともっと成長しろ!
そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。
俺は信じる。
君たちを信じる。」
鬼滅の刃
煉獄杏寿朗が死ぬ間際、母が天国から迎えに来る。
「母上、俺はちゃんとやれただろうか。
やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?」
母は煉獄を見て微笑み
「立派にできましたよ」
鬼滅の刃
炭治郎号泣。
伊之助号泣。
読んでる俺号泣。
短い間の登場でしたが、煉獄さんがファンに愛される理由は、圧倒的な強者にして後輩思いな兄貴肌なところなのでしょう。
煉獄杏寿朗のプロフィール
煉獄杏寿朗は名門「煉獄家」の生まれ。
元炎柱である父「槇寿郎」から幼い頃から、直接剣の指導を受けます。
しかし、母である「瑠火」の死と、日の呼吸との実力差を知った父槇寿郎は剣を置いてしまうのです。
それからは、わずか3冊の指南書を読み込み、自力で炎の呼吸を習得し炎柱まで登りつめます。
階級・・・炎柱
誕生日・・・5月10日
身長・・・177cm
体重・・・72kg
出身地・・・東京府 荏原郡 駒澤村
趣味・・・能や歌舞伎、相撲観戦
好きなもの・・・さつまいもの味噌汁
煉獄杏寿朗 炎の呼吸
煉獄杏寿朗が使用する、炎の呼吸の技について紹介します。
炎の呼吸 壱の型 不知火(しらぬい)
力強い踏み込みと、素早い太刀筋の袈裟斬り、これが「炎の呼吸 壱の型 不知火(しらぬい)」です。
「罪なき人に牙をむこうなら、この煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす!!」
かっこいい!
煉獄さん本当に惚れるわ。
炎の呼吸:弐ノ型 昇り炎天(のぼりえんてん)
炎をまとわせた剣を、下から上へ切り上げる技。
猗窩座の腕を真っ二つにします。
炭次郎を、猗窩座の攻撃から守る際に使用しました。
炎の呼吸:肆ノ型 盛炎のうねり(せいえんのうねり)
前方を広範囲にわたって薙ぎ払う技。
猗窩座の遠距離の攻撃を、剣を薙ぎ払うことで壁を作り防御しました。
攻守一体の技とも言えるでしょう。
炎の呼吸:伍ノ型 炎虎(えんこ)
炎の形をした虎が現れるくらいの凄まじい剣技です。
猗窩座の「破壊殺・乱式」に対抗して技を出しました。
しかし、猗窩座の攻撃に押し負け、左目を損傷、さらにはあばら、内臓までも傷つけられてしまいます。
炎の呼吸:奥義 玖ノ型 煉獄(れんごく)
煉獄杏寿朗の必殺技「奥義 煉獄」
「俺は俺の責務を全うする。
ここにいる者は誰も死なせない。」
鬼滅の刃
とてつもない速さで突撃し、相手をえぐり切る大技。
それでも猗窩座の首は落とせなかった。
煉獄家の誇り
煉獄の家の者は代々産屋敷一族に仕え、鬼殺を生業としてきました。
父が元炎柱だったことからも、煉獄家から炎柱が生まれていることが分かります。
ちなみに、恋柱である甘露寺蜜璃はこの煉獄家の継ぐ子として修行を積んでいました。
母 瑠火(るか)から受け継いだ煉獄家の誇り
幼少の頃より、母から煉獄家としての誇りを教えられてきました。
「なぜ自分が人よりも強く生まれてきたか分かりますか?
弱き人を助けるためです。
弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です。
責任を持って果たさなければならない使命なのです。
決して忘れることなきように」
鬼滅の刃
この言葉を胸に、杏寿朗はさらに強くなるため鍛錬を積んできました。
だからこそ、猗窩座の鬼になる誘いを決して受けなかった。
最後の死亡する間際まで、母の言葉である教えを守り抜いたのです。
元炎柱 煉獄槇寿郎(しんじゅろう)
煉獄杏寿朗の父槇寿郎は、元炎柱です。
しかし、日の呼吸について書かれた炎柱の書を読み、自分の才能の無さと限界を知り、剣への情熱をなくしてしまいます。
さらに、最愛の妻を亡くし炎柱を引退。
その後は、家で酒浸りの日々を過ごすようになってしまいました。
しかし、杏寿朗の遺言を聞き、1人涙を流します。
「身体を大切にしてほしい。」
鬼滅の刃
その後、無惨との最終決戦で再度登場。
弟の煉獄千寿朗
弟の煉獄千寿朗は杏寿朗と瓜二つの容姿をしています。
しかし、剣技の才能はなく、気弱な性格。
杏寿朗からも
「自分の心のままに
正しいと思う道を進むように」
鬼滅の刃
と最後の言葉を受けている。
千寿朗は、兄からの最後の言葉を聞き、
「剣士になるのは諦めます それ以外の形で人の役に立てることをします」
鬼滅の刃
と涙を流している。
鬼滅の刃【劇場版無限列車編】を見逃すな
劇場版の放映日が正式に発表されました!
2022年10月の16日に決定。
もう楽しみでしょうがないよ。
この記事を書くにあたって、煉獄杏寿朗について調べまくってたからどんどんどんどん煉獄杏寿朗のことが好きになっちゃって。
もうね、兄弟愛とか、家族愛とか、後輩を思いやる心とか、人格者すぎるんですよ。
本当に泣けてくる。
炭次郎よ、杏寿朗さんの想いを受け継ぎ、人々を守り、無惨を倒してくれ。