今日の夕ご飯は肉じゃがにしようかな!
簡単だし、美味しいし、料理の基本だもんね。
そういえば、肉じゃがに使うじゃがいもって、どの種類のものを使うのが1番美味しいのかな?
スーパーに行くとたくさんの種類のじゃがいもがあってわからないや。
その疑問にお答えします!
代表的なじゃがいもの種類は、大きく分けて二つ。
それは、メークインと男爵です。
メークイン
男爵
細長いやつと、まん丸いやつ。
スーパーで見たことありますよね。
料理初心者が肉じゃがにじゃがいもを使用する際は、メークインをオススメします。
なぜなら、煮崩れをしにくくて、肉じゃががキレイに仕上がりやすいから。
メークインはでんぷん質の割合が少ないため、長時間煮込んでも綺麗な形のまま残りやすいのです。
なので、肉じゃがやカレー、シチューなどの煮込み料理にはメークインが適してると言えるでしょう。
さらに、メークインは、表面がツルツルなので、皮が剥きやすく調理するのが面倒でないという利点もあります。
肉じゃがはじゃがいもの種類で味が決まる
肉じゃがは、どの種類のじゃがいもを使うかで味が大きく変わります。
煮崩れを防ぎたいのならメークインですし、ホクホクした食感を楽しみたいなら男爵です。
それぞれのじゃがいもの特徴を把握した上で、理想の肉じゃがをイメージして、じゃがいもの種類を選ぶようにしましょう。
先ほども説明しましたが、大きく分けて3種類あります。
肉じゃがをキレイに仕上げる粘質系のじゃがいも
粘質系のじゃがいもは、デンプン量が少ないため、「煮崩れしにくい」煮込み料理に向いています。
逆に、コロッケやマッシュポテトのような、潰してホクホクの食感を楽しむ料理にはオススメしません。
代表的なじゃがいもの種類で言うと、メークインなどがあります。
メークイン
北海道生まれのメークイン。
火が通るまで時間がかからない上に、煮崩れもしにくいので煮込み料理に最適です。
カレー、シチュー、肉じゃがに入れると、綺麗な形のまま保ってくれるので、見た目もグット。
表面がツルツルなので、皮を剥くのが楽といったメリットもあります。
ただ、強火でグラグラと茹ですぎると、煮崩れするので火加減には要注意。
とうや
皮の色がちょっぴり黄色味がかったのが特徴のとうや
実は、包丁を切ってみるとわかるのですが、中身も黄色をしています。
なめらかな食感で、煮崩れしにくいです。
また、目が浅いので、皮が剥きやすいという特徴もあります。
レッドムーン
赤い皮をしているのが特徴で、中身は黄色みがかっています。
メークインのような楕円形をしていますが、さつまいもを思わせるような、優しい甘みがあ流のも特徴です。
煮崩れしにくいので、煮込み料理や炒め物に向いています。
肉じゃがをホクホクに仕上げる粉質系のじゃがいも
粉質系のじゃがいもは、デンプンが多いのが特徴です。
加熱することで、「ホクホクとした食感」を楽しめます。
反面、でんぷん質が多いため、煮崩れしやすく、煮込み料理よりも、ポテトサラダやコロッケなどの料理に向いています。
男爵
じゃがいもといえば、まず思い浮かぶのがこの男爵でしょう。
形が丸く、芽の部分がへこんでおりゴツゴツした形をしています。
糖質が多く含まれており、ホクホクとした食感に仕上がるといった特徴があります。
肉じゃが入れるのなら、煮込み時間を短めに。
キタアカリ
姿形は男爵に似ていますが、食味・食感は男爵より強いです。
ホクホク感が強く、男爵よりもさらに煮崩れしやすいので、煮込み料理にはより不向きと言えます。
レンジなどで調理するなど、工夫をすると良いでしょう。
アンデスレッド
赤い皮が特徴的で、さつまいものような黄色い肉食をしています。
甘みが強く、ホクホクとしていてクリーミーな味わいです。
粉質系のじゃがいものため、煮込み料理には見ておらず、芽が生えやすいので長期保存に向いていません。
ベニアカリ
赤い皮に包まれていますが、カットすると真っ白の中身が顔を出します。
芽が浅いため皮が剥きやすいです。
他の粉質系のじゃがいもと同様に、でんぷん質が多く煮込み料理には不向き。
ビタミンCが豊富に含まれています。
じゃがキッズパープル
なんとも可愛らいしい名前ですが、皮が紫色で毒々しい見た目をしています。
糖質で、ほんのりとした甘みがあるのが特徴。
火の通りがとても早く、さっと調理したいときに便利です。
じゃがキッズ
こちらも可愛い名前をしたじゃがいもです。
栗のような甘みと黄色味がかかった肉質が特徴的。
なんと、ビタミンC男爵の2倍もあるそうです。
また、じゃがキッズパープル同様に、火の通りが早いのも特徴の一つです。
オールマイティーな半粘質半粉質
デンプン価が粉質と粘質の中間地点に位置しており、決して中途半端というわけでなく、『両方のいいとこどり』といったオールマイティーなじゃがいもの種類を紹介します。
煮物から揚げ物まで、どんな料理にも適するオールマイティーな種類のものが多いです。
十勝こがね
男爵のような見た目のとおり、ホクホク感を持ち合わせており、さらに、メークインのように煮崩れもしにくいオールマイティーなじゃがいもです。
変色も少ないので、揚げ物にも向いています。
皮が薄く、芽が出にくいので、長期保存も適しています。
北海こがね
メークインよりさらに煮崩れしないのがこの北海こがね。
煮込み系の料理に最も適しているじゃがいもの種類です。
また、変色しずらいので、揚げ物にもオススメです。
インカのめざめ
最後に、ちょっぴり変わったインカのめざめというじゃがいもを紹介します。
大きさは小ぶりですが、糖度が6〜8度ととても高く、甘くて濃厚で栗やナッツのような味わいを楽しむことができます。
収穫量が少ないので、希少価値の高いじゃがいもです。
美味しい肉じゃがのじゃがいもの切り方
肉じゃがを作る際は、じゃがいもを乱切りにすると、切断面が大きくなって味が染み込みやすく、火が通りやすくなります。
手順としては
肉じゃがを煮崩れさせないための工夫
肉じゃがにじゃがいもを入れて長時間煮込んでいると、ぐずぐずに煮崩れしてしまいます。
煮崩れしてしまうと、見た目が悪くなりますし、じゃがいもが汁に溶けてどこかいってしまいますよね。
なので、美味しい肉じゃがを作るために、煮崩れしない工夫を紹介します。
先に炒めておく
じゃがいもを煮崩れさせないために、じゃがいもを先に炒めておきます。
これは、じゃがいもの細胞を守るために、あらかじめ油でコーティングしておくのです。
レシピを見ると、先に炒めておくものも多いですよね。
バターを加える
じゃがいもを炒める際は、バターを使用してみてください。
入れすぎには注意してくださいね。
大さじ一杯くらいがちょうどいいです。
バターの油でじゃがいもの表面をコーティングすることで、細胞が壊れるのを防ぎ、煮崩れをしにくくさせます。
水分を少くなくし落し蓋をする
じゃがいもが煮崩れする原因として、グツグツ沸騰させると、水の中で泳いで具材同士がぶつかりあってしまうということがあります。
水分を少量にし、落し蓋をすることで、具材が暴れてぶつかり合うことを防ぐのです。
この方法なら、強火で一気に仕上げることができるので、短時間で素早く肉じゃがを作り上げることができます。