ペペロンチーノ本当の意味知ってる?イタリアでは呼名が絶望のパスタ

ペペロンチーノ本当の意味知ってる?イタリアでは呼名が絶望のパスタ

ペペロンチーノという言葉聞いたことがありますか?

ペペロンチーノとは、イタリア発祥のパスタのことで、オリーブオイルをベースとし、ニンニク、鷹の爪を入れて作ったソースを絡めたパスタのことです。

日本のイタリアンレストランに行くと、必ずと言っていいほどメニューに載っているうえに、家でも簡単に作れるので、日本人にとっては馴染みの深い料理なのではないでしょうか。

ところがこのペペロンチーノ、イタリアでは貧乏人の食べる絶望のパスタと呼ばれているそうで、イタリアのレストランでは、ほとんどと言っていいほどメニューに乗ることのない料理なんです。

この記事では、ペペロンチーノの名前の意味や由来、作り方から相性の良い食材まで紹介していきます。

ペペロンチーノ本当の意味知ってる?イタリアでは絶望のパスタと呼ばれています

ペペロンチーノの正式名称は『アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ』

直訳すると、アーリオ=ニンニクオーリオ=オリーブオイルペペロンチーノ=唐辛子

ニンニクと油と唐辛子を使った超シンプルなパスタということです。

シンプルすぎるうえに、乾物でも使える安価な食材しか使っていないことから、イタリアでは「貧乏人のパスタ」「絶望のパスタ」とも呼ばれるそうです。

「お金が無くても誰でも簡単に美味しく作ることが出来る」という意味で、イタリア人はレストランでペペロンチーノのメニューがあると「そんな貧乏くさいパスタなんか食ってられるか!」ってな感じになるんだって。

だから、イタリア人からするとレストランに行って1000円もするペペロンチーノのランチを食べている人たちが信じられないんだそう。「そんなお金払ってバカじゃなの?」くらいに思っているみたい。

ペペロンチーノの作り方は超簡単

ペペロンチーノは、シンプルなパスタランキング1位と言ってもいいほど簡単なパスタなので、小腹が減ったら作って食べてみてください。

ペペロンチーノのレシピ(1人前)

スパゲッティ…80g

ニンニク…1片

唐辛子…一本

オリーブオイル、塩、パスタの茹で汁

ペペロンチーノの作り方

①プライパンにオリーブオイルを入れ、弱火にかけます。

もこみちのようにオリーブオイルは多めに入れてください

②みじん切りしたニンニクと鷹の爪(タネを取り除いた)を入れ、じっくりと火を通していきます。ニンニクの香りと旨味、鷹の爪の絡みを油に移すイメージです。

焦げに注意!フライパンを軽くゆすってあげましょう

③パスタを茹で始めます。パスタの茹で汁を2のフライパンにお玉1杯分加え、火にかけたフライパンをゆすりながら、油と水を乳化させてソースを作ります。

④3のフライパンにパスタを加えて、あおってソースとパスタを絡め塩で味を整えます。パスタは水分を吸ってパサパサになるので、茹で汁でソースの濃度を調整してあげてください。水分多いくらいが美味しいです。

めちゃくちゃシンプルな料理だからこそ、作り手によって味の差が大きく出ます。

なんども作っているうちに、本当に美味しいペペロンチーノの作り方のコツがつかめてきますよ。

シンプルだからこそ応用はいくらでも効きます!美味しいペペロンチーノに合う具材はコレ!

ペペロンチーノはシンプルだからこそ、パスタの基本になりますし、ペペロンチーノを作る応用であらゆるパスタへと進化させることができます。

具材は何にでも合うし、醤油を入れれば和風っぽくもなります。可能性は無限にあると言うことです。

特に、僕がおすすめするペペロンチーノの組み合わせを紹介します。

本当に美味しいオススメのペペロンチーノ

①カラスミとレモンのペペロンチーノ

②カルボナーラとペペロンチーノでペペたま

③フレッシュトマトのペペロンチーノ

これらは本当に美味しいので、お店で見かけたらぜひ頼んでみてくださいね。

カラスミとレモンのペペロンチーノ

カラスミとレモンのペペロンチーノの写真
引用:https://prmrsv.com/0006051911/food.html

カラスミとレモンのペペロンチーノは、イタリアの離島にであるサルディーニャ州の伝統的な料理です。

サルディーニャの特産品である、ボラの卵巣から作られるカラスミは、「ボッタルガ」と呼ばれており、現地では「サルディーニャのキャビア」とも称されています。

その、サルディーニャのキャビアを、すりおろしてペペロンチーノのソースに馴染ませたら、盛り付けた後の仕上げにも、薄くスライスしたものを何枚か乗せてあげます。

そうすると、キレイな黄金色をしたパスタが完成します。

味は、カラスミの濃厚な旨みと、レモンの爽やかな酸味がマッチして、以外にもさっぱりとペロリといけちゃうんですよね。

でも、食べ終わった後の満足感はしっかりと感じることができます。

レストランで見かけたら、是非食してみてください。

カルボナーラとペペロンチーノを組み合わせたペペたま

このペペたまは、テレビを見ていたら紹介されていたもので、福岡にあるイタリアンレストランのお店で生まれたんです。

ソフトバンクホークスの元監督である王貞治さんが、大事な試合の前によく通っていたお店なんだそう。

「めっちゃ美味しそう!ちょっと作ってみよっかな」と思って、オリジナルで作ってみたんですけど、このペペたまがですね、めちゃめちゃ美味しいんです。

作り方はめちゃくちゃ簡単なんで、小腹が空いた時によく作って食べるんですけど、ニンニクの旨味と、カルボナーラの濃厚な味がグッと絡み合って、めちゃくちゃ美味しい味が生まれます。

家でも簡単に作れるんで、ぜひお試しあれ。詳しいレシピは↓

フレッシュトマトのペペロンチーノ

トマトとペペロンチーノの組み合わせは、どこのイタリアンレストランでもある、超定番の組み合わせではないでしょうか。

オリーブオイルでニンニクをじっくり炒め、いい香りがただよってきたらざっくりとカットしたトマトを加える。トマトの赤色をした果汁と、オイルが混じり合ってとろ〜っとしたオレンジ色のソースが完成。

そのソースとパスタを絡めて、パルミジャーノチーズをひとつかみ加えてパスタを煽る。

盛り付けたら、もういい香りがただよってきて、一口食べたら「うまぁー!」ってなること間違い無いですからね。

文章にしているだけで、お腹が空いてきます。

トマトとニンニクの相性は抜群にいいので僕自身も大好きですし、イチ押しの組み合わせです。

下にレシピを紹介しているので、ぜひ作ってみてください。

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