ブラック企業エピソードと過酷な日々から抜け出す最終手段を教えます

ブラック企業エピソードと過酷な日々から抜け出す最終手段を教えます

元ブラック企業勤めのイタリア料理人ちーさんと申します。

料理人というのは、基本的にブラック企業らしくてですね、あまりにしんどくなって先輩に愚痴をこぼしたこともあったんですよ。

「毎日本当にしんどいです、もうやめたいです。って。

先輩から返ってきた言葉は

どこ行ったってこんなもんだぞ。ここで通用しなかったらどこ行っても通用しないぞ。

 お前なんて一生役立たずで終わるだけだ。」

でした。

こんな感じで、当たり前のように人格否定される毎日でしたので、入って3ヶ月で胃炎になり、何かを飲んでも食べても座り込んでしまうほどの胃に激痛が走るようになりました。

体重は5kg以上痩せ、ストレスで寝ることができなくなった結果、頭が働かなくなり、考える力が極端に下がり、ついさっき電話口で聞いた相手の名前すらも覚えることができなくなるほど。

最終的には先輩から暴力を受けてやめました。

ブラック企業に勤めると、耐性がつくわけでもなく、お金が貯まるわけでもなく、ただ単に若さだけを失い、人間としての性能が落ちて、何もいいことがありません。

↓料理人の毎日ってこんな感じです

ブラック企業は残業代なんてあろうはずがない

ブラック企業って、基本的に残業代がつきません。

てか、料理人って残業代がつかないのが普通らしいです。

特に、個人が経営するレストランなんかは特に当てはまりますね。

僕が働いていたレストランでは、月給一律18万円。

毎日、9時から24時過ぎまで働いていたので、15時間労働で週6日出勤。

なので、1ヶ月360時間労働。

普通に働いている人たちの倍は働いてるのに、一切残業代がつきませんでした。もちろん休出出勤手当みたいなものもつきません。

というか、手当なんてものはありませんでしたね。

代わりと言っては何ですが、住民税も自分で払っていましたね。

ブラック企業は逆に金を払えと怒鳴られる

これだけ、奴隷みたいになって働かされているのに、仕事でミスをしたり、要求されたことができないと、とんでもない勢いで怒られます。

人格否定するような、人が最も傷つく言葉を選んで口撃してきます。

終いには

「料理教えてやってるんだから技術料お前が払え!」

です。

もう一人でやればいいのに。

お前のことなんか誰も助けてやらないよって感じですよね。

ブラック企業に勤めるとみんな腐っていく

基本的に、ブラック企業で長く働いている人間は、みんな人間性が腐っていきます。

自分が生きるのに精一杯なので、人のことを気にかけてあげるだとか、人に優しくするってことができなくなります。

特に印象的だったのは、新人に対する対応の酷さ。

人の入れ替わりも激しいので、新しいスタッフさんが入ってくるわけですよ。

そこで、教育担当になったのが、3年目の若い料理人。

この3年目の料理人がですね、新人にものすごく厳しくあたるんですよ。

昔は、自分もできなくて散々怒られて辛い思いをしていたのに。

1ヶ月くらいしてくると、

「言ったこと何にもできねぇじゃん!この前教えたよね?」

もう、イライラがピークな訳ですよ。

終いには、その新人のことを

「おい!ばか!これやっといてね。」

って、人のことをバカ呼ばわりですよ。自分もたいして仕事できるわけでもないのに。

環境が人を変えてしまうんです。こうやって、ブラック企業に勤める人間が、ブラック企業を生み出し、腐った人間を作り出す。負の連鎖は止まることはありませんね。

だから、ブラック企業はなくなることがないのです。

ブラック企業に勤めると病院に行けない。

ブラック企業に勤めると、休みが取れないので、基本的に病院に行くとこができません。

病院に行くことができた頃には、もう手遅れ、なんてこともあるのではないでしょうか。

本当に、料理人て、仕事を休むことが許されないんですよ。

一回休んだり、遅刻したりすると、ずぅーっとネチネチネチネチ口うるさく言われますからね。

何か失敗すると、その話を持ち出してきて嫌味ったらしく文句が始まる。

そうなるのが怖いので、休めないんです。

強制的な圧力です。

僕は、ブラック企業勤めを辞めてから、お尻から血が出るのが気になって病院に行ったら腸内に腫瘍ができてました。

幸いガンではなかったのでよかったのですが、発見が遅かったらガンになっていた可能性もあったとのこと。

たぶん、あのまま料理人を続けていたら、間違いなくガンになっていたでしょうね。

ブラック企業から抜け出す方法ってあるの?

オススメはしませんが、最終的な手段としては、ばっくれですよね。

僕は、この最終手段を行使しました。

先輩に殴られた次の日から、仕事に行かなくなり、完全なばっくれです。

全然いいと思いますよ。訴えてもいいレベルですから。

暴力のある職場に、無理して行き続ける理由なんてあるわけないですから。

「他の従業員に迷惑がかかるから」

「店が回らなくて困っちゃうから」

そんなん考える必要なんてありません。

じゃあ、あなたはどうなるの?

あなたが辛いのはどうしたらいいの?

店のために我慢すればいいの?

もうここまでくると、生き死にがかかってくるレベルまでに人は追い込まれるもんですからね、事件が起こる前に、そこから逃げ出すのが1番の方法なんです。

もっと。自分を大切にするべきだと思いますよ。

仕事を辞めるまでの詳しい話は下記にまとめてあります

ブラック企業かどうか見極めるにはどうしたらいいの?

ブラック企業から抜け出すことができたら、ハローワークに行って就職活動をしましょう。

「仕事がうまく行くか心配。自信がない。」

となる気持ちもよくわかります。

自分もそうでした。

けど、世の中って、簡単な労働をしてそこそこの給料をもらえる仕事って山ほどあります。

実際、僕も転職をして、他業種の仕事経験して驚きました。

労働時間が半分に減ったのに、もらえる給料が増えたんですよ!驚きですよこれ、マジで。

しかも、東京から田舎の地元に帰ってきて暮らしているので、給料が増えたのに対し、家賃が減って生活費が下がったので、自由に使えるお金が増えたというのもポイントです。

息苦しい都会よりも、のんびりとした田舎でゆったり暮らす日々もいいものですよ。

ホワイト企業を見極めるマークがこれ!

プラチナくるみん 子育てサポートしています(ロゴマーク)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html

このマークは、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた企業が受けられるもの。

従業員にプライベートでも豊かなくらいを送ってもらいたい、と願って会社を経営している目印になります。

なので、プライベートを充実させたいなら、このプラチナくるみんのマークを目印に探してみてください。

各都道府県別に企業の一覧が見れるようになっているので、チェックしてみてください。

厚生労働省のHPはこちら

ブラック企業に入ってしまったらどうしたらいいの?

まず第一に、辞めることを考えましょう。

若いならなおさらです。

まだまだこれから、たくさんの未来という可能性のある人間です。

ブラック企業に一生を費やして、自分を傷つける必要はありません。

仕事を辞めて、新しい可能性にかけましょう。

僕は、転職をして、ものすごく毎日が幸せになりました。

地元に帰り、のんびりとした生活の中で、相手に恵まれたということもあり結婚をすることができ、本当に毎日が充実しています。

人生長いですから、いくらでも可能性はあります。

やり直しだっていくらでもできます。

今からでも大丈夫です。

まず、ブラック企業から抜け出しましょう。

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