料理人として成功する人の特徴は5つ!これであなたも有名シェフに

料理人として成功した人のイラスト
若手料理人
若手料理人

働き始めて、3ヶ月経ったんだけど、料理の世界ってこんなに大変なの?

朝から晩まで働きっぱなしだし、怒られてばっか。

精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまってもう無理かも知んない。

料理人としての才能、僕にはないのかな?

どうしたら料理人として成功できるんだろう?誰か教えて。

料理人として成功するのってものすごく大変ですよね。

入ったばかりの若手料理人には、3Kが課せられると言われていて、『危険』『きつい』『汚い』この3つが常に付きまといます。

慌ただしく動き回るキッチンの中は「戦争のようだ」とも言われているほどで、包丁を使ったり、熱々のフライパンを洗わなきゃいけなかったり、ダクト・冷蔵庫・排水溝の掃除だったりと、若手料理人には大変な仕事は山ほどあるんです。

料理を職業として働いている人ならわかると思いますが、睡眠不足の状態で先輩たちに怒られてると、精神的にも、肉体的にも3ヶ月あればボロボロになりますよね。

ちなみに、僕はレストランで働き始めて3ヶ月で胃炎になりました。

食べても、飲んでもうずくまってしまうほどに胃が痛くて、それでも仕事を休むことができなかったので、病院にも行けずに市販の薬でなんとかやり過ごしました。

けれど、どんなにきつくても「料理の世界で成功したい!」という強い気持ちがあるから料理の仕事を辞めることはしませんでした。

若い料理人
若い料理人

じゃあ、どうすれば料理人として成功できるのさ?

僕は、先輩やシェフの仕事っぷり見たり、話を聞いて成功するにはどうしたらいいのか、を常に考えて仕事をしました。

この記事を読めば、料理の世界に入ったけど、つらすぎてどうしていいか分からない!という絶望から這い上がることができるよ。頑張って料理の世界を生き抜こう!

料理人として成功する人の特徴は5つ!

イタリアンの巨匠と言われるシェフや、一流のレストランで働く先輩たちを見ていて『料理人として成功する人』の特徴を5つ見つけました。

  • 何よりも料理が好き
  • 体力がものすごい
  • 基本を何よりも大切にする
  • どんなことがあっても絶対に手を抜かない
  • 自分の信じたことを疑わない

僕から見たシェフの姿は、スーパーマンそのもので、なんでもできる超人です。

ですが、今トップシェフとして働いているシェフたちも、最初の頃は何もできないただの見習い料理人でした。

ひたすら歯をくいしばって頑張ることで、料理ができるようになり、シェフとしての立場に立ち、お店を構えることができるようになりました。

辛くても、頑張り続けて10年、20年と正しい努力を続ければ必ずあなたの夢は叶います。

何よりも料理が好き。料理のことしか考えてません。

有名シェフの作る料理の写真

料理業界の最前線で働き続けている人たちは、料理がとにかく好きで、365日24時間料理のことばかり考えています。

日々の暮らしでも

  • 朝の8時から夜の12時までお店で料理の仕事
  • 帰ったら料理の本やワインの本を読んで勉強
  • 寝る前は明日の営業の仕込み、仕入れ、メニューについて考える
  • 休みの日は他のお店に食べに行って勉強
  • 市場や農場、仕入れ先の畑に行って食材の勉強
  • 本屋さんに行っても料理本コーナーへ一目散

料理をするための生活になっています。

どうしたら美味しい料理を出せるようになるか、どんな食材があるのか、接客を上手くするにはどうしたらいいか、休みの日だろうと料理に関係のあることしか考えてません。

むしろ、料理の勉強をしていることが楽しいし、自分の生きがいなので苦じゃないんですね。

とにかく『料理が好き』で、自分の全てを料理に捧ぐ、そう思って料理に没頭している人しか、料理の世界では生き残っていないです。

体力がものすごい。睡眠時間3時間あれば大丈夫

有名シェフの作る料理の写真

料理の世界で働く人たちって、本当に体力がものすごいんです。

この記事での体力があるっていうのは、睡眠時間がわずかでも働き続けることができる、として考えてくださいね。

どういうことかというと、シェフや先輩たちは朝から晩まで働いていて、寝る時間なんてほぼないはずなのに、すっごい集中力とパワフルな動きを維持して働き続けることができるんです。

  • 朝の9時から夜24時まで厨房を走り回って働く
  • 休憩時間は昼飯の1時間ほど
  • 忙しければ休憩時間もない
  • 24時からシェフの晩酌が始まり、付き添い
  • 夜の1時シェフの晩酌が終わり、店の鍵を閉め自転車で家に帰る
  • 1時半帰宅、寝る準備、2時就寝
  • 8時に起きる
  • 週休1日

僕の生活はこんな感じだったんですけど、最初の頃はとにかく眠くて、頭も全然回らず、掃除中に立ちながら寝たりとかしてました。

けれど、シェフたちは、満席のお店を回さなければいけないので、ミスの許されない中、頭はフル回転、厨房の中を走り回るってことを毎日のように平然とこなしていました。

料理人は、体力が無いと絶対に続けることができません。

ここでふるいにかけられる人はかなり多いですし、ここで合わないと思ったら早めにやめる決断をしたほうがいいかな、と僕は思います。

ちなみに、体力をつけるには、とにかくこの生活に慣れるしかないです。

僕は、この生活に慣れて営業中にも頭がしっかりと働くようになるまでに、一年かかりましたし、犠牲にしたものがとても多かったです。

基本を何よりも大切にする

有名シェフの作る料理の写真

トップシェフで働く人たちってすごく派手なことをやって、僕らにはできないような技術を使いこなしているように見えますよね。

けれど、シェフ達が大事にしていることは僕らでもできるような『基本』をひたすらミスなく、効率よくこなしているだけなんですね。

料理においては、基本が何よりも大事で、基本を粗末にした料理は絶対にうまくいきません。

基本の積み重ねが、芸術的で食べた人の心を魅了する一皿を生み出すことを、シェフは今までの経験から知っているんです。

  • 食材の特徴を知る
  • 食材の調理方法、組み合わせを決める
  • 同じ大きさにカットを揃える
  • 下味を均等に満遍なくする
  • 正しい火入れをする
  • 熱いものは熱く冷たいものは冷たくして提供する

書き出したらキリがないですが、シェフ達はこういったことを当たり前のよう考えて料理をしています。

長年積み上げた料理人としての経験が染み付いているので、流れるような手順であたかも「説明する必要なんてないですよね、当たり前ですから。」といった具合でこなしていってしまいます。

なので、若手料理人達はシェフの一挙手一投足に集中して全てを盗んでください。

盗んだ技の全てを自分の中に染み込ませて、自分のものとしてしまいましょう。

そうすれば20年後あなたもトップシェフの仲間入りです。

どんなことがあっても絶対に手を抜かない

有名シェフの作る料理の写真

調理場で信用される料理人ほど絶対に手を抜いた仕事をすることはしません。

なぜ手を抜いた仕事をしないか、と言うとお客さんとの出会いは「一期一会」だということを知っているんです。

だから絶対に手を抜くことはしませんし、自分の全てを出して作った料理を、最高の状態で食べてもらえるように最大限の努力をするのです。

料理人は毎日のように料理をするので、何百何千ものお皿をお客さんに提供していますが、お客さんにとってのその一皿は、「特別な一皿」なんです。

何千何万というお店の中から、自分のお店を選んでくれて、

  • 今日が妻との結婚記念日としてきてくれた
  • 彼女の誕生日に来てくれた
  • クリスマスの特別な日を特別な人と祝いたい
  • 最高に美味しい一皿と出会いたくてきてくれた

そういった特別な感情に応えるべく、絶対に手を抜いた料理を提供してはいけないんです。

美味しくなかったり、気分の悪いサービスを受けて、悪い口コミが広まってしまえば一瞬でお店の評判は下がることもありますからね。

自分の信じたことを疑わない

有名シェフの作る料理の写真

僕は、イタリアンの世界でも巨匠と言われるトップレベルのシェフの下で働かせてもらってたんですが、このシェフ、本当に自分の信じたこと以外全く信じようとしないんです。

シェフが「こう思った!こう感じた!」ということは、周りの人間がなんと言おうと、なんと説得しようと、なんと言い訳しようと、絶対に聞かないし通用しないです。

一見すると、厄介な性格してて、社会じゃ渡っていけないんじゃないの?と思うかもしれません。

けれど、料理の世界で長年やっていくには、「自分の信じたことを信じ続ける」ことが絶対的に必要になるんです。

なぜかというと、料理の世界ってめちゃめちゃ不安定だからです。

給料にしろ、仕事にしろ、生活にしろ、精神的にも体力的にも、どれもこれも安定していなくて、どこか支えになるものがないとやっていけないんです。

キッチンの中なんて、怒られ続けると周りのみんな敵に見えてくるんで、自分を支えに生きていく以外に方法はなくなります。

だから、自分の中に、強い信念を作り出して、それを支えに生きていく以外ないんです。

料理の世界は、2、3年で結果が出るような世界ではありません。

じっくりと10年20年と積み上げたものが、やっとこ形になって花が咲き始めるような世界です。

長期的な思考を持って、今は辛くても20年後見返してやるからな!と強い信念を持っている人だけが生き残ることができます。

自分を信じ続けてください

料理人ってのは、本当に大変です。

料理の世界で働き、その後ホワイトな工場で働いている今だからこそわかることもあります。

命を投げ出したくなるほどに辛いのならやめるのもありなので、本当に辛い時は誰かに相談してください、なんならメッセージをいただいてもいいので、相談に乗りますよ。

これで料理人として成功する人の特徴は5つ!これであなたも有名シェフにを終わります。

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