料理人に向いていない人なんていない強く生きていくための心得を紹介

料理人のおばさん

そばだんごちゃん
そばだんごちゃん

1年近く料理人として働いているのに、まだまだ怒られてばっかり。

褒められることなんて滅多にないし、自分っていったい何ができるんだろう。

全然成長が感じられない。自分に料理人に向いていないんだ。辞めたい。

辞めたいけど、シェフが怖いから「辞める」なんて言えないよ。

あ~もうやだ。こんな環境から抜け出したい。

夢と希望を持って入った料理業界、見習い料理人に待つのは高く大きな分厚い壁。1年持てばまだいい方で、1か月でもう音を上げているなんてことも少なくはないでしょう。

料理が好きかどうか。それだけがこの先続けていくことができるかどうかを決めます。

かくいう僕もホテルで2年、個人のレストランで2年働きましたが、やめたいと思ってばかりでした。特に、レストランで働き始めた自分に待っていたのは地獄のようなつらい日々。料理人に向いてないんだなと日々思い知らされました。今でも思い出すと胃が痛くなります。

本記事の内容
  • その① 調理場には余裕が無い
  • その② 最初の頃と比べて出来るようになった自分を褒めてあげて
  • その③ 可能性は無限大。料理が好きなら続けて。

レストランで働いていたころの僕は毎日怒られて、徹底的に否定されて、自分なんか必要ないじゃないか。本当にダメな奴で料理に向いてない。何をやってもダメなんじゃないか。

調理場という狭い世界の中でしか生きることのできなかった当時は、逃げ道がなく、他からの意見を取り入れることもできず、ずっと狭い偏見のはびこる檻のなかで生きていくしかありませんでした。

今、仕事が辛くて悩んでるあなたの力になれたらと思いこの記事を書きます。

料理人に向いていない人なんていない

料理の仕事って一見難しそうに見えますけど、丁寧に教えてもらって、練習を何度も繰り返せばできないことなんてありません。

ただ、何度も練習ができず、経験の積めない環境があるだけです。

余裕の無い職場がほとんど

前菜の盛り合わせ

調理場はオーダーが立て込んでくると1秒たりとも無駄にすることができない状態になり、誰もが余裕をなくします。ピリピリとした雰囲気の中でのろい奴がいるとどうしても怒りたくなってしまい、怒鳴り始める人間が出てきます。

その標的にされるのは必ず弱い人間であり、新人です。

新人が仕事ができないのは教え方が悪いせい

周りの先輩たちは仕事のできない奴を標的にして怒り始めます。

けれど、新人が仕事ができないなんてことは当たり前です。仕事ができないのは教え方の悪い先輩たちのせいでもあり、それを改善しようとしないシェフにも責任があるのです。

出来ないことは怒るくせに教えようとしないのが料理人の悪い癖です。決まり文句が「見て覚えろ」。それと「教えてほしいなら金払え」です。

調理場はどうしても流れの中でしか教えることができないことが多いです。けれども、お客さんが入ってくると教えてる暇なんて無いですよね。当たり前です。そんなの。

だから、空いてる時間で教えてたり、やってみせたり、やらせたりして、徐々に感覚を掴ませていけばいい。それをしないんです。んで、余裕のない本番でやらせて見せて、できなければ怒り、以降一切手を出させない。

安心してください。料理業界くらいです。こんな横暴がまかり通るのは。

ほかの業界に行けば、しっかり教えてくれますし、あなたはダメじゃありません。どこでも通用する立派な人間です。

『心得』最初のころと比べて、出来るようになった自分を褒めてあげて

トリッパ(牛の胃を煮込んだ料理)

入ったばかりの頃を思い出してください。ウロウロするばかりで、何もできませんでしたし、何も分からなかったですよね。今はどうですか?最初のころと比べたらだいぶましにはなってきたんじゃないですか。

先輩たちには怒られて、「お前なんかまだ全然だからな、前いた奴のほうがよっぽどマシだったわ」とか言われても、ぜんっぜん気にしないでください。

そして、少し成長した自分を褒めてください。できれば毎日。

自分にもっと自信を持ってください。できないことばかりに目を向けないで、出来るようになったことに目を向けて、一休みしましょう。心が落ち着いたらまた、前をみて歩き始めましょう。

大丈夫です。最初の自分よりも少しづつ成長しているから。自分のことは自分で守って、誰も褒めてくれないなら自分で自分のことを褒めましょう。

少しだけ心が楽になりますよ。

可能性は無限大、料理が好きなら続けよう

デザートの盛り合わせ

今のレストランで働いて続けていれば勉強になるし、5年耐えて働けば絶対に誰にも負けない料理人になれる。

だから、どんなに辛くても耐えて頑張ろう。

けど、5年てめちゃくちゃ長いですからね。

今のレストランで働く以外にも料理人としての選択肢って今たくさんありますよ。

海外でやるのも良し、家事代行サービスなんてのもあってそこで料理を作ってもいいし、料理教室を開いてもいい、ネットで料理動画を配信するもよし。

閉じ込められた調理場という名の檻から一歩出てみると様々な可能性が見えてきます。それに、今まで耐えて培ってきた技術は、そこの先輩達には馬鹿にされてきたかもしれないけど、一般の人からすればとても価値のある技術です。

料理は人の生活に直結してますからね、家族に作ってあげるだけでも喜ばれるし、友達にも作ってあげれば称賛の嵐間違いなしです。

僕は先輩からの暴力をきっかけに飲食業界を離れ、絶対に戻らないと誓いましたが、料理は好きだからこれからも料理にかかわって生きていきます。

料理の世界で培った技術は発想次第でいくらでも価値のあるものに変えることができます。料理が好きなら続けてください。

一生懸命生きた時間は絶対に無駄にはなりませんし、してはいけません。

これで料理人に向いていない人なんていない。料理が好きかどうかです。を終わります。料理人必見の記事まとめはこちら

もし、就職先を調べている時間がない、どうしていいのか分からないというのなら、転職サイトを利用するのも一つの手です。今は飲食業専門の転職サイトもあります。

もし今のつらい日々から脱して、チャンスをつかみ取りたいのなら今すぐに行動をすべきです。

あなたの未来を希望のあるものに変えましょう!

とりあえず、登録しておくと心に余裕ができるので、それも一つの手です。よさそうだなと思ったら、面談までしてみてください。良い就職先が見つかるかもしれませんし、あなたをどん底の現在から引き揚げてくれるかもしれません。

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